2016年広告マーケティング業界7つの予測 4〜7

2016年広告マーケティング業界7つの予測 4~7 - 業界人間ベム

その4)デジタル人材の本格的な流動化スタートの年

デジタルのデータを活用してレガシー思想でのプランニングが必要という内容です。
インターネット外でのアウトプットが求められるため、という理由ですが、ネットで完結するアウトプットでも同様の思考の必要性は強く感じます。
箱や仕組みだけを提案されても、結局はそこに何を入れるのかというプランニングがないと、成功することは難しいと思います。

その5)マーケティングダッシュボードから事業ダッシュボード・経営ダッシュボードへの進化の年   

あらかじめ想定した状況となった時にどういう施策を打つか、というシナリオ設計が前提として必要ですね。


その6)ユーザーの関心文脈でコミュニケーションする動画制作がスタートする年

動画に文脈という視点が必要という点は以前から同じように感じていました。
クリエイティブのフォーマットとしては非常に効果が高いにも拘わらず、どのファネルにあててどう意識/行動変容させるかというプランニングを施策に落とそうとするタイミングで、どうしても止まってしまう事が多くありました。
単なるインベントリ以外の視点から、改めて面というものを文脈という観点からどのように動画を活かせるのか
という考えが必要だと思います。


その7)広告ブロックが端緒となってその連鎖によるネット専業ビジネス衰退の始まりの年

仰る通りで、事業主側もCPA以外の指標で社内を説得できるデータやスキルが重要ですし、それができないと事業そのもののリスクが高まると思います。


番外)  ブランド横断型マーケティング担当(DMPによるデータマーケティング担当)が重要な機能として認識される年

個人的にはタイムリーなネタでした。
今後、内需の大幅な拡大が見込めない中では、事業やプロダクトを横断した施策が重要で、DMPはそれを可能にする仕組みだと思います。
結果としてシナジーが生まれない可能性もありますが、その場合は企業という枠も横断してしまえばよいと思います。