小学館公式サイトが「デクワス」を採用

小学館が出版物情報を掲載する公式サイトに、サイジニアの複雑ネットワーク理論に基づいた次世代型レコメンデーションエンジン「デクワス」を導入したそうです。

このような動きは今後重要だと思います。
ユーザは望んでいるリクエストをそのまま返されるだけでは満足しません。期待を少し上回る意外性によって購買が喚起されるものです。リアルな買い物でウィンドウショッピングをしながら買うつもりのないものを買ってしまったという経験は誰でもあると思います。
楽天市場の売上げ上位店舗のサイトなども、情報設計としては一見滅茶苦茶に思えるものがありますが、あれはあれで購買意欲を向上させるための情報表現となっています。

今後、契機が回復したとしても、物や情報が氾濫している状況は変わりませんから、このようなマーケティングが重要になってくると思います。過去のデータを整理した上で、その一歩先を提供しないとユーザにはなかなか満足してもらえません。

http://japan.internet.com/wmnews/20100730/5.html