新Facebookページ(タイムライン化)

備忘録的なメモです。
主に見聞きした内容をまとめただけですが。


FaceBook社の意図】

FaceBook社の意図は媒体価値の維持・向上で、企業によるFBページ運用の本質的な転換が迫られる、という状況。

「広告」「宣伝」「告知」を重視する企業姿勢への反発から、意図的にユーザー主導で企業とコミュニケーションを取りやすい方針に替えた。

したがって、ユーザとコミュニケーションを取れない、取る気のない企業にとって、FBが意味のないものになる。
※但しコミュニケーションが常に双方向、あるいは明示的であるべきかどうかは検討の余地あり。

FaceBook社として企業にどのようにしてユーザと強制的にコミュニケーションをとらせるか?
という解が今回のFBページのタイムライン化。
個人のページと同じフォーマットにする事で、あえてブランドの人格化を図っている。

自分の友人の生まれや経歴、趣味、今何をして何を考えているのか知りたいという動機と同じような動機で企業ページに訪れ、興味があればコメントやメッセージでその企業に対してコミュニケーションをとる事になる。

したがって、少なくともFB内ではユーザーからコミュニケーションを取りたいと思われない企業は、存在しないという事と同義になる。



【こうなった背景】

そもそもソーシャルで発信する理由:

  • 広告という情報の価値が下がる中で
  • 顧客または顧客になる可能性のあるユーザに
  • 役に立つ楽しい情報を届け
  • ネット上でのニフティのマインドシェアを上げていく

また

ただ、比較的長いレンジのためKPIが取得しにくく、一つの指標として「いいね」が使われるようになった。

ところが、特定の人たちの意図によって手段と目的が逆転しはじめ、ウェルカムページやアプリを利用した「いいね」の獲得が流行始めた。

今回のTL化はむしろ周りのノイズに惑わされずに、当初の目的をシンプルに達成しやすい形となっている。



【タイムライン化で変わる事】

・ウェルカムページ
デフォルトページとして設定できなくなったので、ウェルカムページからの誘導や、キャンペーンによる「いいね」獲得ができなくなる。
※ただしTwitterでウェルカムページの直リンクを発信、外部サイトでのFBプラグインの設置、あるいはFacebook広告を活用するなどして、ウェルカムページへ誘導することは可能


・上部エリアでの訴求内容
カバー画像の内容に強い制限があるらしく(未確認情報)、カバー上に大きくクーポンや価格情報を表示したり、ダウンロードリンク、ウェブサイトへのリンク、「いいね!」リンクなどの要素を表示させる事ができない。

・その他
ページタブが押されにくくなる
企業へのメッセージ送信が容易
ハイライトで特定記事をタイムライン上部に固定可能
※更新されていない印象を与えるおそれも



【考えるべき事】

・FBページの目的を言語化し、その再確認と共有

・カバー画像
 ブランドを一目で理解・共有してもらえるデザイン

・投稿内容によるブランド人格の生成
 今まで以上に投稿内容のレベルを上げていく

・タイムラインを活用したブランドの人格化
 社歴など

・タイムラインへの誘導
 友人のタイムラインですら友人申請前と申請後意外に見る事はほとんどない。
 投稿がファンのニュースフィードに届くのはわずか16%(FB発表情報)。
 という事実からどのようにタイムラインへ誘導するのかという事を真剣に検討する必要がある。
 まずはWebサイトへのFBプラグイン設置とOGPが急務
 新たな広告システム「リーチジェネレーター」


https://www.facebook.com/about/pages