リクルートも共同購入サービスに参入--「pomparade」を7月21日より開始

Grouponが世間を賑わせていることは知っていましたが、あまり興味がなく一過性のものと思ってスルーしていたのですが、リクルート参入のニュースを聞いてメモしておくことにしました。
仕組としてはギャザリングに近いのですが、より成約確度をあげたものになっています。特徴としては一定期間、一定地域、1商品、ソーシャルメディア連携という点があげられます。

前払いなので企業にとっては先に売りが確定するというメリットがありますが、それは成約確度の高さに担保されています。
期間や地域が限定されることで希少性が高まるので購買意識は高まりますし、網羅感がないのでリピートアクセスにも繋がります。
通常なら顧客に対して選択肢を与えることが重要と考えますが、あえてその部分を省いたことによって焦燥感をあおっています。
商材によっても異なりますが、顧客は選択肢が欲しいとは思っているが、自由に決定したいとは思っていない事があります。つまり企業側が選択だけでなく決定までのプロセスを用意して、顧客はその選択プロセスを経たこと自体に満足するということです。この満足度と割引による満足度のバランスをうまく取ることでGrouponシステムが上手く回っているのだと思います。

昔はインターネットといえば時間や場所の成約から逃れられるメリットが謳われていますが、最近はTwitterを初めとして「今を消費」する仕組みが受けているような気がします。

http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20416900,00.htm