アイレップ、ペンシルが提供する「チーター5.0」を販売開始

アイレップ社は意外とリリースの多い会社ですね。このチーターという解析ツールは初めて耳にしました。
いまや解析ツールの機能はどれも満足のいくものになっていると思いますが、サイト内分析はなかなか難しいですね。
まずプロモーションや流入ユーザ属性と紐付いた分析ができることが必須となります。そのうえで、仮説通りの導線を辿ってCVしているかどうかを見る必要がありますが、ページ単位で見ていては埒があかないので、予め定義した何らかの束を作っておき、そのためには物理的に定義しやすい構造としなければなりません。
しかもページ内容はDLPOやTEST&TARGETなどで多変量分析を元に最適化されている事が多いですから、その点も考慮する必要があります。
そうすると、実はBebit社のWebAntennaのように入口と出口だけを見ましょうと割り切ってしまうのも一つの手だと思いますし、その方が仮説と検証のサイクルを早めることが可能なのかもしれません。

そして何よりも単なる分析ツールではなくて、プロモーションの入稿や配信、LPOやCRMといった機能と有機的に紐付いていると非常に便利です。今は「結果はでたものの何がその要因なのかが分からない」という状況が多く発生しているのではないかと思います。
その意味ではopt社のADPLAN構想やAdobe(omniture)のSiteCatalystが理想型に近いようにも感じられます。

http://japan.internet.com/busnews/20100817/5.html