新聞の検索行動への影響を探る

電通が新聞を読む人と読まない人の検索行動について分析しています。全4回の内2回目の記事まで公開されています。
検索の量的には両者であまり差がないようですが、質については購読者はヘッド型、非購読者がテール型という構図が疑わしいほど明確に現れています。

そもそも検索行動を検索ボックスにワードを入れて検索することと定義してよいのかどうか疑問が残ります。
そして、何度か書いていますが人の検索行動もそのモチベーションは幅広く、それに応じて検索の質も変わってきます。

検索ボックスで検索することを仮に狭義の検索とするなら、セマンティック化が進みプライバシー問題がクリアされれば本当に興味のある事についての狭義の検索は今後減るでしょう。パーソナライズ化されたプッシュ情報でまかなえるからです。

そして狭義の検索対象は、そもそもモチベーションすらなかった新たな事柄に集中するのだと思います。

これからは、アテンションを刺激してモチベーションを上げることと、的確にプッシュするためのメタを含む情報の整形を考えていく必要がありそうです。

http://adv.asahi.com/modules/box/index.php/category0005.html