グーグル、日本でもソーシャル検索をスタート

日本でもソーシャル検索がロンチされたそうです。個人的にはあまり利便性を感じないのですが。

まずはソーシャルグラフの精度。そもそもGoogleバズを利用しているユーザがどれほどいるのか疑問なので、網羅性が足りないと思います。
しかも人間関係は対象物やテーマによって、その関係性の深さや幅が変わります。全ての検索ワードに画一的なロジックが適用されても便利になるとは限りません。

次に信頼性の担保。100人の他人が勧めるものと知り合いの一人が勧めるもののどちらを選択するか、自分は微妙です。ネット上での信頼性の担保は量か質しかないと思いますが、今の仕組で質、すなわちアカウントオーソリティをどのように判断するのかは、一つめのソーシャルグラフの精度と相まって難しいような気がします。

3つ目は情報の取得可能性です。もともとプル型の特性を持つメディアですが、ソーシャル検索はさらに検索結果から偶然の出会いを遠ざけてしまうように感じます。自分または自分のコミュニティが興味を持つ価値観に基づく情報としか出会えなくなるとしたら、つまらない世界になってしまいそうです。

http://markezine.jp/article/detail/13919