米国グローバル企業が教える7つのブランディング戦略

米国グローバル企業が教える7つのブランディング戦略

それぞれ排他的な戦略の分類というよりは、どれも重要で重畳的に適用されるべき要素だと思います。

ブランドを作るのは生活者なので、生活者にどのような記号化をしてほしいのかを考えることが重要です。そのベースとなるのは企業のDNAなので、自社がどのようなDNAを持っているのかを把握することが出発点になります。

さらに難しいのはイメージの持つ二面性または多面性です。
例えば由緒正しい伝統があることは反面古臭いといった逆の言い方もできますし、信頼感といった言葉のもつイメージもその時々によって強権的なリーダーシップに与えられる場合もあれば、皆の意見を聞く調整屋に与えられる場合もあります。
社会状況や文化的背景をしっかりと把握したうえでの文脈つくりが大切になりそうです。

自社を識別してもらう差別化という点よりも、ポジティブイメージに翻訳し続けることの方に難しさを感じます。